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転期

2021年8月18日(水)

ジェイエスピーは4つの生産部門があり、その中に卸売部門のレスコがあります。

レスコは、「オンリーワン商品」「自社ブランド」の開拓・開発、そして育成が使命であり責任です。

レスコはもともとネオスポーツの価格競争力を高めるために生まれましたが、業容が大きくなるにつれて間接コストが膨れ上がり、ネオスポーツのためでなく自力で採算性を求められるようになり、方向転換を余儀なくされました。そのころ、同時に通販事業(ネオネットマリン)の一人歩きにも取り組み始めたのです。

 

薄利多売によって得られた販売力はメーカーに対する影響力を高めることに成功し、仕入れのコストを下げることに成功し収益率を押し上げましたが、中間卸売業、言わば万事屋では更なる収益率の改善に限界がありました。

「何でもあるけど何もない」万事屋レスコには、「レスコと言えば〇〇」というオンリーワン商品がどうしても必要になり、アメリカに拠点を置き商品開拓に奔走し、WOWをはじめ多くのブランドの独占販売権や、自社ブランドを持つことが出来、現在に至っています。

特別強固なディーラーネットワークを持つわけでもなく、どちらかと言えば衝突を恐れず強引に競合他社のシェアを切り崩してきたので、レスコへの風当たりは強く独自のディーラー展開は難航しましたが、今となればその逆風と言うかピンチこそがレスコを、ジェイエスピーを救いもしたし形成もしてくれました。

インターネット通販需要の加速も手伝って、他力ではなく自力で販売力を拡大することでオンリーワン商品も順調に根付き成長もしました。いったん力を付ければ風向きも変わり、逆風も無風へ、場合によっては追い風となって成長を加速させ、PWC業界にとどまらず他業界へと販路を拡充し、可能性を確実に形にしてきたのです。

過去を振り返れば、成長のきっかけは決まってピンチであり逆風でした。人間と違い法人である会社はやりようによっては永遠の命を実現することが出来ます。しかし、平均寿命が80歳とも90歳とも言われる人間に対して、法人の寿命は30年に満たないのが現状です。

変化に順応できない会社、創意工夫や改善を怠る会社、挑戦しない会社、組織を機能させられない会社、人材育成しない会社は、たった10年の寿命すら与えられませんが、その逆を行く会社の寿命は永遠です。

知っての通り、ジェイエスピーは100年企業をスローガンに掲げているので、私の代で終わらせるわけにはいきません。

レスコに限らず、ネオスタッフもネオネットマリンもボーターズも多くの転機がありましたが、ジェイエスピーは今、33年の歴史の中で一番大きな転機に直面していると認識し世代交代に取り組みます。

 

用意周到に、計画的にその転機を乗り越えなければいけませんが、歴史が物語るように世の中そんなに簡単ではありません。予期せぬ環境変化や意図的な外圧があってこそ転機を迎えられるのであり、ピンチの直面に立たされてこそ知恵は出て、責任や自覚を育み転機を乗り越えることが出来るという側面もあります。

 

天の時 地の利 人の和。 何一つ揃っていないのかもしれないが、今、転機をお迎えしようと思っています。

 

 

 

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