1か月遅れの幕開け【横浜ベイサイドマリーナでボートショー開幕】に思うこと。
明日15日から4日間にわたり、横浜ベイサイドマリーナで国際ボートショーが開催される。
ジェイエスピーは、「フレキシチーク」を出展することになっているが、もう一つの主役の『スカラブジェットボート」の出展は見送った。
例年、パシフィコ横浜会場にて屋内展示ブース、横浜ベイサイドマリーナにて屋外展示およびフローティング展示と言う形で2つの会場を設けて行うのだが、長引くコロナの影響で2021年はベイサイドマリーナのみの開催となった。なんともさみしい限りだが、新型コロナウイルス感染爆発という未曽有の天災?には歯が立たないのだから仕方ない。
コロナによって経済はマヒし、社会インフラはもろさを露呈し、盤石と信じた仕組みも常識も全否定され、地球上のすべてがパニックを起こした。すでに1年半もの間。
そして、左寄りの思想を是とする行き過ぎた風潮を、テレビ等のメディアがバンバン煽るものだから、えげつないほどキレイごとがはびこり、本音が言えない建前だけの言論統制されたかのような気味悪い世の中になってしまった。
「大人の事情」大人の情事ではありませんよ。子供のころ、さぞや崇高な事情なんだろうと、その心地よい響きにあこがれさえ覚えたが、昨年の甲子園はその大人の事情で中止に追い込まれ、かと思えば大人の事情でプロ野球や大相撲は開催され、今度はまた大人の事情でオリンピック開催が決められる始末。
大人の事情もしがらみもわからんでもないが、納得させるなら「こどもの事情」だって聴いてやらなきゃいけない。
80歳をゆうに過ぎたお爺ちゃんたちが牛耳る、協会やら連盟やらの業界団体などに革新など生まれるわけがない。縦のしがらみ、横のしがらみに合わせて金のしがらみにも縛られて新しいものなど生まれるわけがないのだ。
ボートショーを運営する「日本マリン事業協会」もまたしかりだ。中枢メンバーひとりひとりの能力や資質の問題ではない。個人はきっと人格・功績ともに文句のない優れた人だと思う。しかし、やっぱりそこに蔓延るしがらみと言う構造的な問題が壁となって立ちはだかり、視線はなかなか下々に向かない組織に成り下がってしまう。残念ながらそれが実態だ。
見るべきを見ていない!自分たちを何様だと思っているんだろう?
だからジェイエスピーは群れないし群れを作らない。競合する同業者との摩擦や衝突を恐れず、視線は常にユーザーに、また協力してくれるパートナー(社員や協力業者)に向けてきた。
言葉は汚いが、「喧嘩上等」の精神を貫いてきた。この文化は、役員はじめグループリーダーには引き継いでもらいたいと切に願っている。なぜなら、その方が楽しいからだ。
きわどい表現になるが、商売は「国盗り合戦」。もっときわどく言えば「戦争」だ。まぁ、殺し合いをするわけではないので柔らかく言えば「ゲーム」なのである。
その昔、「人生ゲーム」と言うゲームがあった。テーブルに広げてルーレットを回して車で旅をしながらお金儲けあり、予期せぬ大きな出費あり、結婚や出産もあって、ゴールした時に一番たくさんお金を持っていた者が勝利するという単純なゲームに興奮したものだが、ビジネス(仕事)がゲームだとするなら、それは楽しく面白いものであるはずだし、情報を集めて知恵を使って行動して自分の人生を豊かにできるなら、ガンガン挑戦しなきゃそれこそ「損」なのだ。
ということで、社員のみなさんにはボートショー出展も委員会活動も、マイチャレンジも毎日の業務も「ゲーム」だと思って楽しんで欲しいを思う。
ただし、楽しむことと楽をするということは全く意味が違うので勘違いは禁物だ。真剣に楽しまなければならない。真剣であればあるほどゲームは楽しいのだ。
ジェイエスピーは、2020年年初より「評価制度」の再構築に取り組んでいるが、この制度の運用によりゲームはより一層楽しいものになるはずだ。まさに渡りに船なのだ。
評価制度運用に際し、まずは「業務の棚卸」を行い、業務の棚卸をすることで役割が明確になる。するべきが見えればゲームにして楽しめばいい。次にマイチャレンジと言うゲームを楽しむ。
ゲームを採点するのが上司と言うのが少々厄介だが、新しい評価制度には「情意考課」という、これはちょっとゲームにはしにくいけど、人を助けたり積極的に挑戦したりまじめにコツコツやることで点数を取れるので、上司にいかに気に入ってもらうかと言うゲームとでも考えればそれはそれで楽しめるはず。
公平公正な評価のために評価基準にはこだわったし、それによってゲームの面白さは倍増するはずだが、残念ながらそれはすべての社員にバラ色な制度にはなっていない。。
ゲームを楽しめない者や楽しまない者、積極的でない者、挑戦しない者、協力し合えない者には高評価されない制度になっているからだ。
人事評価制度の確立は100年企業を目指すジェイエスピーにとって必須条件と考えて運用して行くが、決して制度が人を育てるわけではないことを忘れてはいけない。
ボートショーも出展することが目的になってしまっては、まさに本末転倒で、制度によって会社が機能すると考えているわけではないので、先に述べたように、しがらみを持たない、強靭で筋肉質の群れない組織を作り、摩擦を恐れず可能性に挑戦出来る組織にジェイエスピーを導けたらと思っている。
昨年は、6月以降に神風が吹いて奇跡的に好業績を残すことが出来た。今年も力強い需要を肌で感じる。しかし、残念ながらコロナは予想もしないところまで侵食し始め、北米、南米、中国ヨーロッパのどのメーカーもどの工場も稼働率が半減して、需要はあるが供給できないという現象が起きてしまった。
ゲームとしては、それはないだろ?的な局面だが、どこもそれは同じだから愚痴も言っていられない。
1か月遅れのボートショーが開幕し、いよいよ夏本番に向け最繁忙期は目前なのだ。
さぁ、後悔の無いよう思いっきりゲームを楽しもう!!!!!!!!
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