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【専務の景色】改善の力

2018年7月28日(土)

2018年7月23日(月)午後4時ごろ、販売管理の売上日報を見て驚いた。

通販の売り上げが間違いなく過去最高を更新した。

7月の通常売上の2倍近い数字だった。

すぐに出荷場に走った。大きな混乱は起きていないか。

「多少バタついていますが大丈夫です。出荷応援も来てもらっていますので。」

稲吉課長が、こともなげに答えてくれた。

次に販売管理課を覗く。

「まあ、何とかなっています。」

市川課長も落ち着いて答えてくれた。

突然2倍近く増えた注文量に対応することがどれほど凄いことか。

説明するのは難しいが、とにかく凄い。大袈裟ではなくJSPの誇りにさえ思う。

そう、これが改善の力だ。

彼らの改善への意識は素晴らしく高い。

 

毎年オフに取り組むシステム集中改善はもう何年続いているだろうか。

投資と成果の評価がとても難しく、改善提案の採否の判断に迷うことも少なくないが、この瞬間確信に変わった。

「集中改善によるシステムへの投資は、確実に成功している。」

たとえば販売管理課。

10年前のスタッフ数は4人。

業務内容は多少変わったものの、現在のスタッフも4人。

最盛期7月の通販部門の売り上げはこの10年間で2倍近くに増えた。最高値にいたっては3倍近い数字になった。

これを同じ人数でこなしている。しかもサービスの質ははるかに向上している。

もし改善がなければ倍のスタッフがいても同じサービスを提供する自信はない。

空論ではあるが、4人もの人件費を節約し、なおサービスを向上させていることになる。

この成果を前にすると、投資金額がすずめの涙に思えてくる。

JSPは改善の意識が根付いてきた。しかし、努力を怠ればその根はすぐに枯れてしまう。

すべての仕事に共通するが、それを継続することが大事だ。

そして、改善が間接業務だけの取り組みでないことを忘れてはいけない。

仕事の多くは改善の積み重ねで確実に進化する。

まずは好奇心を持とう。

そして知恵を出そう。

意思を示し、行動しよう。

結果にこだわり、改善していこう。

 

しかし改善にはひとつ注意が必要だ。

それは方向性。

コストダウンの改善が顧客満足度を下げてしまったり、スピードアップの改善がミスを多くしたりすることがある。

方向を間違えると改善がいつの間にか改悪になってしまう。

自分の改善だけでなく、周囲の改善にも意識を向け、おかしな改善をしていると思ったら勇気をもって発言して欲しい。

それができる会社は100年企業になれると思う。

おわり

 

[本日の写真]
ブログより本日の写真を考えるのが面倒になってきた。
これはAmazonプライムデーに購入したポーターブルステレオ。
パソコン用に購入したのだが音声ケーブルでPCに接続するとノイズが入ってしまう。
メーカーに連絡するとすぐに新品を送ってきて、不良品は返却しなくてよいとのこと。
ラッキーと思ったが再発送分も同様の症状が出る。なんだかなぁ~って感じだ。
つまり不良品ではなく、品質が低いだけだったわけだ。
BLUETOOTHで接続すれば問題なく使用できるので、これで良しとした。
そしてひとつを寸生君にプレゼント。
不良内容の確認、原因追究もほどほどに新品を送って済ませてしまう。
再発送分に問題がなければお客さんは満足するだろう。
販売側も手間が省けて、むしろコスト的にはプラスかも知れない。
でもそれでは会社がダメになっていくと思う。
手間がかかっても省いてはいけない作業がある。改善の方向性とはそういうものだ。
IMG_0425[1]

 

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