【専務の景色】企業理念 前文
専務である私が見る景色を社員に共有してもらいたいという思いから会社BLOGに投稿しようと思い立った。
思い付きではあるが、この『景色』という言葉を実は気に入っている。
仕事における景色、個人的な思想における景色など、少なからず立場的に影響力を持つ私が見る景色。
私と同じ景色を共有した時に、その景色から社員が何を感じるかまでは関知しない。
ただ何らかの刺激を受けて欲しいとは願っている。
欲を言えば、同じ景色を見てワクワクしながら一緒に仕事をしたい。
というわけで、
第一回目のテーマは『企業理念 前文』。
会社設立から数えて第30期という節目の年に、どうしても会社の精神とも言える企業理念を作り上げたかった。
実は3年ほど前から構想は練っていた。
しかしどうしても具体的にならない。考えても考えてもまとまらない。
「企業理念とはいったい何だろうか?」
突き詰めると本質の部分がぼやけていることに気づいた。
そこでこの前文を用意することになった。
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企業理念は、会社が大切にする価値観、あるいは未来への意思表示であり、
全社員が共有し、理解し、尊重していくものと考えます。
わたしたちは、経営理念・人事理念・行動十訓を企業理念として掲げ、
その理念に則って企業活動に邁進します。
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-企業理念とは、大切にする価値観と意思表示であること。
会社によって何に価値を置くかは千差万別。
だからJSPの価値観を示すことは大事だ。
どんな会社になりたいのか、なろうとしているのか。将来像を示すことも大事だ。
-共有し、理解し、尊重するもの。
まずは理念の存在を知り、理解する。理解した上で理念通りに行動するかは社員に託す。尊重すればそれでいい。
-「わたしたち」とはだれ?
企業理念の主語である「わたしたち」とはだれのことか。
会社のこと? 社長のこと? 社員のこと?
「わたしたち」とは、会社の成長発展の延長線上に自身の幸せを重ねられる社員のことだ。
つまりだれでも「わたしたち」になれるし、いつでも「わたしたち」を辞めることができる。
社員を辞められるのは困るが、「わたしたち」を辞めるのは甘んじて受け入れよう。
ひとりでも多くの社員が「わたしたち」であった方がいいが、
必ずしもすべての社員が「わたしたち」である必要はない。
会社との関係性や会社に求めるものは社員によって異なってもいい。
ただ会社が社員に希望を与えれば、自ずと「わたしたち」の人数は増えていくと思う。
作ってしまえば、なんの変哲もひねりもない文章になってしまった。
自分でもこれまでの苦悩が夢のようだ。
ひと回りして原点に戻るとはこんなことなのかも知れない。
たかが前文、されど前文。
おわり
最近購入した芳香剤。
少しでもリラックスできるようにと思ったが、どうも香りが気に入らない。
香りに名前がついているようだが、シトラス?フローラル?なんのこっちゃ。
もうちょっと慎重に選べば良かった。
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